さて今回は、ベネチアの王道、サンマルコ広場観光から抜け出して、
水路を駆使して巡る美術館や教会を、ご紹介します!
まずは水上バスにて
ベネチアを自由に回ろうと思うと、水上バス「ヴァポレット」は欠かせません。
本島を蛇行する大運河の各所をはじめ、ラグーナの島々を結ぶ、便利な水上の交通機関です。
料金は時間制で、片道のみの75分券から、一日券、二日券…とあるので、必要に応じて購入しましょう。
停留所は、このような感じ。
水上に少し突き出た感じの黄色い建物が目印です。
チケットを購入して、
行き先をしっかり確認して、乗船します。
水上からの景色を楽しみながら、行き先の案内を聞き逃さないよう、気を付けましょう。
アカデミア美術館
サンマルコ広場のある地域の、運河を挟んで対岸にあるのが、アカデミア美術館。
水上バスの1・2線、ACCADEMIAから徒歩すぐです。
館内は24の部屋に分かれていて、ティントレットやティッツァーノといったベネチア派の巨匠たちの作品が多く展示されています。
中でも、こちらのティッツァーノ作『ピエタ』は、見入ってしまいました。
また、ジョヴァンニ・ベッリーニの『ピエタ』は有名ですが、アカデミア美術館に展示されているジョヴァンニ作品の多くは、こちらの『双樹の聖母』のような聖母子像です。
とても美しく、見ごたえがあります。
その他、ティッツァーノ作『聖処女マリアの奉献』、ジョルジョーネ作の『嵐』や『老婆』などなど、素晴らしい作品が多く展示されていますので、下調べして、本物を見に行ってみましょう。
サンタ・マリア・デラサルーテ教会
1線SALUTEから徒歩すぐのところにあるのが、こちらの教会。
イタリアで最もフォトジェニックな場所ともいわれるその姿は、八角形の大きな本堂が印象的な、白く美しい教会です。
内部も美しく、可憐です。
「救済の聖母マリア聖堂」という意味をもつ建物は、イタリアを覆った疫病「黒死病(ペスト)」を鎮める祈りを捧げるために、建てられたそうです。
サン・ジョルジュ・マッジョーレ教会
ヴァポレット2線、S.GIORGIOから歩いてすぐの、サン・ジョルジュ・マッジョーレ島に建つこの教会は、ラグーナに浮かんでいるような、不思議な佇まいが印象的です。
ティントレットが手掛けた『最後の晩餐』でも有名です。
また、こちらの教会には、エレベーターで昇ることが出来る鐘楼があり、サンマルコ広場とはまた違った絶景を眺めることもできます。
今回はこちらの鐘楼には登れませんでしたが、水辺に建つこの場所ならではの、開放感あふれるラグーナを一望する景色を、次回はぜひ見たいと思います。
さて、次回はさらに足を延ばして、ラグーナに浮かぶ島を訪れます。
ベネチアならではの、フォトジェニックな観光情報をお届けします!