私にとって旅において重要なポイントは、飛行機を楽しむ、ホテルを楽しむ。
重たい荷物を持って、遠くまで行くにあたって、旅は飛行機の快適さから始まっていますが、さらにホテルのグレードは、ついた途端の疲れをいやしてくれる重要なポイントです。
ホテルのドアを開けた瞬間、長旅の疲れが吹き飛ぶのが、まず始めの私の旅の楽しみなのです。
いつも、ひとしきりホテルを探検したら、お釈迦様と観音様を置く場所を決めて、旅がようやくスタートです。
特に今回のシチリア~マルタの旅は、ホテルが充実していました。
シラクーサ・オルテアパレス
まずは、最初のホテル、シラクーサのオルテアパレスをご紹介します。
今回はなんと、女性二人の部屋で、ダブルベッド。
ツインをお願いしていたものの、やはりヨーロッパ。いくら事前にメールなどで依頼していても、その要望がきちんと反映されていることのほうが少ないのが現実です。
特にベッドタイプに関しては、ヨーロッパやアメリカだと、かなりの割合で大きなベッドが一つだけ。
ツインの部屋というものはほとんどありません。
旅に行くメンバーというのが、カップルが基本なのかもしれませんね。
また、お風呂にも仕切りが無いことが多いです。このお部屋も、ベッドの隣にバスタブ!
トイレもまたしかり。
友人同士で行くときは、かなり気まずいことになるので、事前にしっかりホテルの口コミや写真を検索しておくことを、強くおススメいたします!
しかし、それを差し引いても、メゾッネットが開放感を演出する、素晴らしいお部屋です。
窓の外は、美しい夜景…
ベネチアとは違って、バスタブもバッチリ!
長旅の疲れをデッドシーに浸かり癒し、しっかりと休みました。
タオルミーナ・ティメオホテル
さて、シチリアで泊まったもう一つのホテルは、タオルミーナの丘の上にある、景色の素晴らしいティメオホテルです。
まずはテラスで新しい年のスタートに乾杯!
遠くシチリアの地で、令和スタートをかみしめつつ、天皇陛下の退位の動画をみていました。
平成元年は奇しくも、ステラ薫子としてスタートする決意で始まった年であり、私はこの30年をがむしゃらに仕事してきました。
令和になった今、新たな気持ちで、これからも自分なりの計画を持ってやって行こうと、胸に刻みました。
テラスから眺める庭園も美しく、ガーデンウエディングなどにもピッタリ。
その奥に広がる景色もすがすがしく、まさに運気アップ、テンションアップの、素晴らしいホテルです。
そして、このホテルの特徴は、それだけにとどまりません。
なんと!ホテルの裏手に、こんな壮大な遺跡が広がっているのです。
信じられない組み合わせ。
この奇跡のようなロケーションと、何泊でもしたくなる、ゆったりとしたホテル。
タオルミーナで最高の立地をもいえるこのホテル、ぜひ一度体験して下さい!
マルタ・パレルブラン
マルタで泊まったのも、メゾネットタイプのホテル。
パレルブラン(Palais Le Brun)です。
こちらもベッドは一つでしたが、
ゆったりと、観光の疲れをいやしてくれる、快適なホテルでした。
今回のシチリア~マルタの旅は、今までの中でもさらに、ホテルにこだわった旅でした。
いかがでしたか?
旅のどの部分にお金をかけるか、それ次第で、同じ場所を訪れても、全く違う旅となるでしょう。
とにかくホテルは寝に帰るだけ、観光にショッピングに、大忙し!という若い旅行プランも、以前は私も大いに楽しみました。
しかし、ここ最近の旅の楽しみは、いかにリラックスして一日の疲れを癒すことが出来るか、そういった部分を、旅の時間の1/3ほどの時間を過ごすホテルに求める部分が大きくなってきました。
特に、同じホテルに連泊するような滞在型の旅の場合は、旅の予算配分を少しホテルに多めに割いて、ランクアップしてみるのも、おススメです。
次回からは、いよいよシチリア~マルタの観光スポットをお届けします!
お楽しみに。